輸入車のバルブをLEDに交換したとき、「球切れです」という警告がメーターに出たり、ウインカーの点滅が異常に速くなる(ハイフラッシャー)ことがあります。これはLEDの不良ではなく、車両側の仕組みによるものです。
なぜ警告が出るのか
輸入車の多くは、各ランプに流れる電流を監視して球切れを検知しています。白熱球は一定以上の電流を消費しますが、LEDは消費電力が10分の1以下しかありません。車両側はこれを「電流が流れていない=球が切れた」と判断して警告を出します。ウインカーの高速点滅も同じ原理です。
対処の選択肢
- キャンセラー内蔵LEDを選ぶ: バルブ自体に抵抗回路が組み込まれているタイプ。取り付けるだけで済むため最も手軽。
- 抵抗(レジスター)を追加する: 別体の抵抗を配線に割り込ませて、白熱球と同等の電流を流す。発熱するため取り付け位置に注意が必要。
- コーディングで設定を変更する: 診断機で車両側の球切れ検知を無効化する。車種によって可否が分かれる。
- 純正LEDユニットに交換する: テールランプなどでは、同じ車種の上位グレード用の純正LEDユニットが流通していることがある。
抵抗を追加する方法は確実ですが、抵抗はかなり高温になります。樹脂部品やハーネスに直接触れない位置に、金属面へ固定して取り付けてください。
部品を探すときの注意
バルブ形状(H8、HB4、PSY24W、W16Wなど)と、車種ごとのソケット形状の両方が合っている必要があります。テールランプユニットごと交換する場合は、純正品番で適合を確認するのが確実です。